入会希望者の試乗を兼ねセーリング。シーホースに入会希望者他2名、シカーラ2名にて9時30分頃出艇。 2艇は並走して江ノ島近くまで行き帰りは裕次郎灯台経由で葉山港新港に戻る予定でした。 途中、裕次郎灯台近くでシカーラの左側サイドステーが外れその影響でメインマストも倒れ水面に沈、航行不能になった。かなり焦ったです。!! 並走していたシーホースが気づき即救助開始。葉山新港事務所にレスキュー依頼もあったが、シーホース艇長の判断でシーホースで曳行するに決定。! 曳行にあたり、抵抗を少なくするためメインセールのバテンを外し、メインセール、ビブセール、マスト、ブームを船内に上げた。(添付画像を見て下さい) 曳行されているあいだは船のバランスを保ち、舵はシーホースの後ろになるように操舵。 葉山新港近くまできたら、学生さんのボートに引いてもらい無事葉山新港スロープに着しました。 曳航時間は約40分間 学生さんに感謝です。 陸上げ後シカーラ確認。サイドステーの取り付けピンが外れたのが原因か?ピン取り付け金具が広がる抜けたようだ。 翌日、修理およびマスト上げ完了。(下記、平野さんメール) 入会希望者の方もなかなかできない経験と思います。因みに、即日入会して下さいました。良かったです。 佐藤@六浦
平野のコメント
佐藤さん:詳細報告有難う。
シカーラ艇の場合マストホールを通じてマストが立っているのではないので、風上サイドステイの取り付けリングが外れピンが外れれば、風下側サイド、艇の長手方向に倒れますね。風も弱かった?のでセールもあおられられなかった?とか条件もよかったと思いますが乗員の怪我無くて幸いでした。
風が強い場合はバランス崩し、艇自身の沈もあるでしょう。
又 艇スピードの違う2艇でしたが、ZSCの約束事、2艇は視認範囲+相手を気ずかい帆走せよの約束事守り、即救助体制のついたシホース見事です。
又ハーバー事務所にすぐ救助艇派遣依頼せず、両艇で協力して帰港できたこと良い経験と共にお見事です。 艇長はまず状況判断し、BESTの選択をしてください。今回はBESTでしょう。
今回の経験をもとに気が付くこと記載します
1;シカーラ1艇でこのような事態に遭遇の場合は即救助を事務所に要請せよ(艇長は携帯を必ず持参せよ。事務所とヨットサービスのTELを記憶させよ)
理由:シカーラでは洋上ではマストを立て直すことほぼ困難です。
2:シーホースの場合
マストはマストホールがある故倒れない、しかしサイドステイの張ってない側を風上で帆走すれば、風によってはマストが破損するので、絶対X。
スペアリングとピンが船首内に保管してある故、破損側を風下の回し、取り付ける。
スペアがない場合はシャックルピンなど利用する。
3;原因はリングが広がっがて抜けることが一番のの原因ですので危ないと思えば交換しましょう。そしてビニールテープで巻いておけばより安全です。
4:次回より乗艇の際、一度、どの箇所であったか、確認しておいて下さい。又スペア部品の在所も確認してください(シカーラも用意しました)
この夏は、シーホースの沈起こし経験よりの教訓、今回のマスト転倒等良い経験しています。
もう一つ皆さんのい経験しておいてもらいたいのは海上でのラダーの離脱と装着です。まずは風速2-3M程度時一度経験しておいてください。
もちろん沈起こしと乗艇も9月後半海水が温暖な時、前向きに体験し、対処方法をマスターしてくだい。
以上