2020年 懇親クラブレース報告(強風下のレース。レベルアップで大いな盛り上がりでした)

逗子セーリングクラブ クラブレース報告 2020年10月31日(土)8:30~14:30

注;コロナ下で3密守りながらの活動です。

■天候:快晴
■風:NNE 風速 5~8m
■海域:赤灯台から 逗子湾内 方面
■参加艇:シーホース 2艇 レーザー 3艇 シーホッパ 2艇
A級は同一海域で練習に切り替え
■安全対策:本部艇(T&M)  救助艇 (1艇3名乗り)
全体評価:十分な風の中、競いあったスタートからゴール迄途中沈等も見られたが、レースができるレベル迄良く来たと言える。今後の課題はより速い正確な動きとセールのトリム、全体を見た帆走ができるように知識を吸収し、海上で試し、身に着けてゆきましょう。コロナの終息を待ち、冬場の陸上練習と講習会で戦略と戦術を学んでみましょう。本年より帆走を開始し、レース経験も初めての方も、徐々に身に着けて行きましょう。ゆっくりセーリングの方もこんな帆走もあるのかと経験する機会として下さい。
■レース結果

順位 選手・艇名 セール番号 得点
1位 シーホース 877 21
2位 小村(克) 10355 18
3位 遠藤 110664 15
4位 上石博人 112029 12
5位 シーホース 758 9
6位 神吉 111525 6
7位 一ノ瀬 11983 5

1位 シーホース877 平野 中田 上野
クルーの両名がヘルムの大きな声の要請にこたえてくれました。有難う。要請した動きは基本ですので身体で覚えてしまいましょう。上りの性能発揮するにはトラベラ―、バング利用方法が必要なこと痛感しましたシーホース乗艇で他艇との競争は初めてでしたが、シホースの性能はこんなものではないと感じました。マジな帆走を追求したいと思うが、まだ時間あるのかなーです。2位の方の走りはやはり大したものでした。次回も同一条件なら、もっと差をつけられるようお勉強しましょう。サポートチームの運営は適格でした。有難うございました

 

 

2位 小村(克)
運営の皆さまのおかげで効率よくレースが回っており、いい風を満喫することができました。
自身も未熟で沈や艤装ミスがあり、課題が多く見つかりました。他の参加者の方々もそれぞれの課題があると思いますので、一緒にレベルアップしていけたらと思います。来年もアツいレースをやりましょう!

 

 

 

 

3位 遠藤

ZSCも、みなさんの参加で活発になり協力してとても良い会になっています。
みなさんと日々楽しくセーリングするのも楽しいですが、
レースをすることで普段のセーリング技術の確認、
レースの緊張感を味わってさらなるヨットへのモチベーションアップにつながりました。
今後もクラブレースは、開催してほしいです。 企画、運営に携わった方々、本当にありがとうございました。

 

 

 

本部艇からのコメントを簡単にいたします。
各自の日頃の練習成果が出ていましたが、今回のレース結果を踏まえてそれぞれの課題がはっきりした事と思います。これからのシーズン・オフの段階で整理をして来期にはさらにいい走りを期待しましょう。レースでは帆走技術も大切ですが、本部艇からの印象ではタイムスケジュールの把握、スタート際に艇を何処につけていれば有利か(ポジション争い)等、戦略や戦術についての課題が見られました。海況も少し厳しい状況でしたが日頃の沈起こしの成果もあり、まためげることもなく、何より大きなトラブルもなく無事に終了でき表彰式にみんなの笑顔が見られたことがなによりです。
尚、今後の提案としてトランシーバー(防水)があれば本部艇とレスキュー間の連絡が改善できると感じました。携帯でも可能ですが緊急時繋がらないと困ります。A級が流されてレスキューに伝わる迄に少し手間取りました。レース直前に艇長同士の携帯で相互に呼出テストを必ず実施しましょう。直前の通話履歴から速やかに呼出が可能になります。

レスキュー担当の安藤です。救助艇の活動を報告します。

■A級のトラブルの救助
A級の救助では、判断が少し遅れ、関係者には心配をかけました。普通にセールを上げ、帆走しているようでしたが、岸に近づきすぎ不審に思い、救助に向かいました。メインセールがラダーに絡み、帆走出来ず、困っていました。三塚さんが同乗して、絡みを取りました。
■マストが折れた艇の救助
メインマストが折れ、帆走不能となり、マストを救助艇に乗せ、艇を浜まで曳航しました。
■女性を港まで連れて行きました。
トイレ休憩でした。その時、ガソリンの追加給油もしました。
■沈した艇の付近に駆け寄り、再帆走を見守りました。
以上の活動でしたが、トランシーバーがあれば、本部艇との連絡がスムーズにとれたかと思いました。
また、常時2人(一人は飛び込み出来る人)が必要であると感じました。

■クラブレースの様子です。

 

■クラブレース後の懇親会の様子

 

■今回の順風から強風下でのレースにおいてヒヤリや感想

佐藤海月::ジャイブ時ライフジャケットがバングに引っかかった。傾いた?
伊東、佐藤:バウが突っ込み怖かった (対策:後ろバランスと センター半分あげ)
タック失敗で横流れ。防波堤方面へ接近。RESQUEに曳航してもらい脱出
小村(克):シホッパ-マスト破損
一ノ瀬:1年半のシングルハンド艇の経験では一番の風速で、恐怖心が先に来てしまいましたが、そらを乗り越える経験となり、この風域なら何とかできるという気持ちになりました。何とか完走できたという結果でしたが、自分なりに沈した状況を思い返してみました。
・タックミス(4回): いつもより早いステップのタックで、タック後に足にメインシートが絡みがち、これを外し、ステップに足を掛けることに気を取られている間にバウを回し過ぎてヒールしてそのまま沈。慣れない風速域で冷静に対処できず。2回のレースでスタート前に沈し、デッキに大量に入った水重量でスタート時にスピードのれず気持ちが萎える。
・アンヒール沈(1回): 上マークに向かってクローズ時に無理して上り過ぎ失速した時に風が落ちてそのままバランス崩して風上側に沈。
・ランニング時に沈(1回): サイドマークへクオーター気味で艇速が上がっている中でローリングを抑えられずブームが着水して沈。この時は恐らくバングテンションを緩められなかったことが原因かと。
※タック時に回転足りず艇を止めることもしはしばあり、先ずは中風域でのタック練習、レースの雰囲気慣れ、という感じですかね。さすがに沈起こしは素早くなりました。(笑)
上石博人:低速時のボートコントロール。第1レース、上マーク付近にて平野SHスタボに接触(当方は下)。原因は不用意なタックにより減速し艇の速やかなコントロールを失い、その後の対処にも時間がかかったこと。また、スタート前の待機時にもボートコントロールを失敗し(風に流されたところ対処に遅れた。また風下のスペースの取り具合をミス)、本部艇に接触1回。
このような状況に陥ることを避けるべきですが、風位に立つなどしてコントロールが効かなくなった場合、どのくらいのスペースがあれば立ち直ることができるのか把握しておくべきでした。
下りでの沈:メインセールが出すぎて(90°以上)艇が不安定化、対処が遅れ、バランスを失い、沈。 艤装の際に気を配るべき
(メインセール90°となるようなところでメインシート/ラチェット手前でタマをつくっておき、セールの出すぎを防ぐ、など)
沈おこし:風上にマストがある場合、もう一回沈するのを覚悟の上、体力まかせで対応してますが、そのうちにサンフランシスコロール
でしたっけ?おぼえないとだめだなーって思いました。平野さん
平野:小村克;シホッパ―?  スタート略EVEN。STABDタックは上り略同一。
PORTタックは15度程度違う事判明、びっくりした。7M前後の風速下でのトラベラ―とバングの使い方であること実感した。
其の他バランスのとり方であろう(SHの場合 クルーに如何に頑張れの声が大になるケースです)
通常の走りができれば、SHが有利なことはヤードスティック よりも自明です。冬季講習でしっかりマスタ―したいものです。
SH乗りが乗艇時いつも気を付け練習せねばならないにはタック時の正確な速い走りができるか?失速せず正しい角度を保てるかです。
乗艇時、レースでは無く、お楽しみ帆走時でも、ある時間帯は基本反復練習をすることおすす目です、
最終上マーク回航時はかなりの差をつけられる。だが先行艇ジャイブ時にトラブル起きたらしく、残り30%時で追い抜く。
レースはタック、ジャイブ、コース選定、noトラブルで帆走できれば、良い結果になることもあります。

 

 

 

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